人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2007年 06月 11日
カエルツボカビ症 ついに野生界へ
カエルツボカビ症が野生カエルで発見!

恐ろしいニュースです。
アタクシの中では、地球温暖化の恐怖も吹っ飛ぶほどの災厄ですよ・・・。
日本国内の「野生」ウシガエルから、ツボカビ症が検出されたそうです。
ツボカビ症は、両生類のみ感染し、致死率は90%と言われています。

海外では、一部カエルが絶滅したり、絶滅寸前になっている場所、種がある模様です。

カエルが動かなくなったり、ひっくり返しても反応しなかったり、動作が鈍いと、感染している恐れがあるのですが、むやみに水を流したり、捨てたりすると、感染の拡大につながるので、絶対に捨てないでほしいです。また、カエルに触ったり、カエルのいる水に触っても、人が宿主になって媒介するほど、繁殖力が強い菌ですので、必ず消毒が必要です。

ご近所の野生カエルにも、上記のような不審な行動をしていたり、死んだカエルを見つけたら、下記研究機関に相談することも必要かと思います。



もし、日本で、海外でもツボカビ症の拡大が止まらなくなると、生態系に深刻な問題が発生することは、容易に予想されます。

カエルがいなくなる→カエルを食べる捕食動物(ヘビ、鳥など)が減り、カエルが食べている昆虫が増える→昆虫が増加し、植物が食害される。
昆虫が増加する→農作物の食害が増える→収穫量が減る&昆虫が運ぶ病原菌なども増加する→動植物の病気が増える→環境が破壊され、作物が育てられなくなり、人間の食べる食料が足りなくなる。

ちょっと極端かもしれませんが、生態系の重要な位置にある両生類、カエル類がいなくなることは、今後の環境にどのような悪影響が出るか、考えただけで本当に恐ろしいです。


カエルツボカビ症については、下記リンクで詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
なお、両生類以外の鳥、哺乳類、植物には感染しません。くれぐれも誤解の無いよう、注意してください。

WWF-Japan

WWF ツボカビ症対応獣医師リスト

麻布大学

環境省

なお、トラックバックのチェーン化を防ぐため、この記事のみトラックバック不可としました。

by Snowleopard01 | 2007-06-11 22:58 | ひとりごと


<< 猫は好きですか?      雪豹の赤ちゃん@モニター >>